園長徒然記
2017年1月4日(水)
謹賀新年 新年をご家族の皆様お揃いでお迎えのことと慶賀に存じます。
昨年は、主に都会での“待機児童問題”そして安倍内閣の“一億総活躍社会”のスローガンなどにより保育園の問題に社会の注目が集まりました。ただ、お母さん達が仕事をしやすいようにという面が強調され、子どものより良い育ちという面は疎かになっている感は否めません。将棋の三浦九段の“スマホ不正使用疑惑”問題は驚きでした。「証拠なし」で将棋連盟が謝罪して幕が下りましたが、将棋のみならず、囲碁やチェスの世界でもAI(人工知能)にプロの棋士が敗れるケースが相次いでいます。知識量ならAIが人間を上回るのは確実でしょうが、知識を土台にして常に新たな自分を創り出す能力(生活力、人間力)をこそ磨いていかなければなりません。“真似て覚える”から“考えて創り出す”教育、疑問や驚きそして感動を大切にする保育を今年も進めていきます。合掌(『園だより』より)