園長徒然記

2021年5月1日(土)

 新型コロナウイルスは、県内でも変異株が主流になってきたと宮崎県が発表しました。油断せず、これまで以上の厳戒態勢が求められます。そんななかの先月4日、競泳の池江璃花子さんが東京オリンピックの代表選手に内定したとの明るいニュースが報じられました。池江さんは日本女子水泳界のエースとして大活躍されていました。ところが、2年余前に白血病罹患が分かり、10ヶ月の入院療養生活を余儀なくされました。「死にたい」と思うこともあったそうですが、退院後1年半も経たずにトップレベルの水泳選手として復活したのです。日本選手権の優勝インタビューではこう答えられていました。「ずっと自信もなかったし、自分が勝てるのはずっと先のことだと思っていたんです…」と。続けて、「ここにいることに幸せを感じようっていうふうに思って…」の言葉には感動の涙を禁じ得ませんでした。「努力は報われる」の発言の真意を学びました。合掌(『園だより』より)