園長徒然記
2021年2月1日(月)
“新型コロナウイルス感染症”について小欄で初めて触れたのが昨年3月のこと。今月に至るまで触れなかった月は一月もありませんでした。この間、学校の一斉休校、国や県の“緊急事態宣言”など、重大な社会の動きがありました。その度に私たちの生活、なかんずく社会性は制約度を深めてきました。新型コロナの特徴の一つに感染しても無症状のケースが多いことが挙げられますが、感染拡大が社会性制限に拍車をかけ続けています。家庭や職場での感染者増の報道に接すると、いっそう社会性が失われてしまう感覚に陥ってしまいそうです。本来、私たちの生活は社会性を離れて成り立ちません。そういう意味で、私たちの社会生活は大きな危機に瀕しています。特に、先の見えない不安感は私たちの心の奥底に重たく横たわりつつあるような気がします。気晴らしや気分転換にも大きな制約があるなか、閉塞感が広がっていくことが心配です。お子様、園のことは勿論ですが、どんなことでも気がかりなことがあればホットラインでお寄せください。合掌(『園だより』より)