園長徒然記
2020年11月1日(日)
新型コロナウイルス感染症は収束の気配がなかなか見えてきません。いわゆる「新しい生活様式」は私たちの生活にかなり浸透してきたようです。特に「密を避ける」は何かにつけこれまでの生活を一変させました。人と人との間が遠ざけられることにより、困難や悲しみに陥る人がたくさんいます。「今は仕方ない」と多くの人は誰に当たることもできず受け入れるほかありません。こんな時代風潮のなかでも、園の子ども達は無邪気に明るく過ごしています。何か気分の悪いことがあって泣きながら登園してきた2歳のAさんは非接触型の体温計を見て、自分で髪をかき上げておでこを差し出してきました。お人形さんを並べて先生のように寝かしつけていた4歳のBさんは、「ソーシャルディスタンスが大事やからね」とあやしていました。何もかもを素直に受け入れひたすらに前向きな子ども達の姿に日々接しながら、反省させられるとともに癒されてもいます。合掌(『園だより』より)