園長徒然記

2024年10月1日(火)

 先月21日、奥能登地方を記録的な豪雨が襲いました。今年1月1日に能登半島地震に襲われて半年後、ようやく震災からの復旧が目に見えてすすみ始めた矢先のことでした。「なんで能登ばっかし」…テレビ画面に映し出される被災された方の悲痛の声にはおかけする言葉もありません。「地震で大丈夫だった家が、水害で流されて…」…胸が張り裂けるほどの無念の思いが伝わってきます。「2階に上がっていてと言ったけど、家を出て裏山に逃げろと言った方がよかったのか?」これは、奥様が2階にいるまま家ごと流されてしまって自責の念に駆られるご主人の嘆きの声です。私たちの宮崎も、この8月には震度6の地震、そして3週間後には台風10号による風水害に相次いで見舞われました。能登半島で起こっていることは、決して他人事ではなく、宮崎でも起こり得ることと考えるべきでしょう。様々な事態を想定しての防災対策を、園でもしっかり構築すべく検討をすすめています。先日、自民党新総裁に石破茂氏が選出されました。近いうちに内閣総理大臣に就任されますが、日本国民のいのちと財産と生活を護るために災害に強い、そして安心・安全、平和な国家づくりに邁進されますよう心から願っています。合掌(『園だより』より)